ぶどうの摘心作業とジベレリン処理
5月も下旬となり小さいですがぶどうの房の形や果実となる部分がわかるようになってきました。
今年も美味しいぶどうができると思うと今からワクワクします^^
昨年度にも摘心とジベレリンについて簡単に説明をしましたが、改めてご説明いたします!
摘心作業とは、地面からの栄養分を少しでも多く果実まで届けるために不要な葉や茎を切り落とし、
養分が枝分かれせず果実まで一直線に伝わるよう施す作業です。
一つの枝に複数個実がついていると肥大化しにくくなってしまいます。
摘心作業と似てあります、摘房作業とは、枝葉でなく果実そのものをバランスよく肥大させるために形や実の数を整えてあげる作業のことを言います。
どちらも大切な作業でどちらかが欠けていると美味しいぶどうには成長しません。
実が付き始めたタイミングでどの枝を残すか、どの果実を残すかを見極めることが美味しいぶどうを作るうえでの重要ポイントになります。
また摘心作業と同時にジベレリン処理を行っています。
ジベレリン液とは植物ホルモンのことで、ぶどうの果実につけてあげることで結実、成熟・肥大化、種無しなどの生理作用を促すことができます。
ジベレリン処理はブドウが開花受粉をむかえる満開前と満開後の2度にわたって行います。
(品種等によって時期には違いがあります。)
1度目は種なしにするために行い、そして2度目は果粒を肥大化させるために行います。
2度目の処理をしないと果粒が成長しないため、手間がかかりますがこの作業は種なしぶどうには欠かせない作業になります。
今年も愛情込めて美味しいぶどうを作り、たくさんの方に食べもらい笑顔になっていただきたいです。
今後の成長を楽しみにお待ちくださいませ^^
2024年05月27日 15:30